夫婦のこと
2026/06/22
妊娠中、夫の飲み会にイライラする…妻の本音と夫婦で決めたいルール
目次
妊娠中、夫が飲み会に行くことにイライラしてしまう。
「私はお酒も飲めないのに」
「体もしんどいのに、夫だけ自由に見える」
「こっちは毎日赤ちゃんのことを考えているのに、どうして今まで通りなの?」
そんなふうに感じることはありませんか。
夫に飲み会へ行ってほしくないわけではない。
束縛したいわけでもない。
でも、妊娠中の自分だけが生活を変えていて、夫は何も変わっていないように見えると、どうしてもモヤモヤしてしまうことがあります。
妊娠中に夫の飲み会へイライラするのは、単なるわがままではありません。
体の変化、不安、孤独感、夫婦の温度差が重なることで出てくる、とても自然な反応です。
この記事では、妊娠中に夫の飲み会へイライラしてしまう理由、夫に伝える前に整理したい本音、夫婦で決めておきたいルール、そしてパパ側に知っておいてほしい関わり方について整理していきます。
妊娠中、夫の飲み会にイライラするのは自然なこと
妊娠中に夫の飲み会へイライラしてしまうのは、不自然なことではありません。
妊娠すると、ママ側の生活は大きく変わります。
・お酒を飲めない
・食べ物に気をつかう
・体調に波がある
・眠りが浅くなる
・急な不安が出てくる
・出産や産後のことを考える時間が増える
こうした変化が、毎日の中で少しずつ積み重なっていきます。
一方で、夫が今まで通りに飲み会へ行き、帰宅時間も遅く、楽しそうに過ごしているように見えると、ママは「私だけ生活が変わっている」と感じやすくなります。
ここで大切なのは、飲み会そのものが悪いという話ではないことです。
本当にイライラしているのは、飲み会ではなく、
「私はもう妊娠中の生活に入っているのに、夫はまだ今まで通りに見える」
という温度差なのかもしれません。
妊娠中の夫婦のすれ違いは、行動そのものよりも、「一緒に向き合っている感覚があるかどうか」で大きく変わります。
なぜ夫の飲み会にこんなにイライラするのか
妊娠中に夫の飲み会へイライラする理由は、ひとつではありません。
たとえば、
・自分だけ制限が増えている
・夜にひとりでいるのが不安
・何かあった時にすぐ帰ってこられるのか心配
・飲み会を優先されたように感じる
・父親になる実感がないように見える
・妊娠を自分ごとにしていないように感じる
・帰宅時間や連絡が曖昧で落ち着かない
などがあります。
妊娠中は、体調が急に変わることもあります。
つわりで気持ち悪くなる。
お腹が張る。
急に不安になる。
胎動が少ない気がして心配になる。
夜になると気持ちが落ちる。
そんな時に夫が飲み会で連絡がつかなかったり、帰宅時間がわからなかったりすると、イライラというより、不安が強くなることがあります。
でも、その不安をそのまま言葉にできないと、
「なんで飲み会に行くの?」
「父親の自覚あるの?」
「私のこと考えてないよね」
という怒りの形で出てしまいやすくなります。
妊娠中のイライラの奥には、不安や寂しさが隠れていることがあります。
まずは、自分が何に一番引っかかっているのかを見てみることが大切です。
飲み会の何が嫌なのかを整理してみる
夫に伝える前に、まず自分の本音を整理してみると、話し合いがしやすくなります。
「飲み会が嫌」とひとことで言っても、実際にはいろいろな理由があります。
たとえば、
・飲み会そのものが嫌
・回数が多いのが嫌
・帰宅時間が遅いのが嫌
・連絡がないのが嫌
・臨月に行かれるのが不安
・体調が悪い日に行かれるのがつらい
・自分だけ我慢している感じがする
・夫が妊娠を自分ごとにしていないように見える
などです。
ここが曖昧なままだと、夫には「飲み会に行くなと言われている」と伝わってしまうことがあります。
でも本当は、
「飲み会に行くことが嫌」というより、
「今の私の体調や不安を見ずに、いつも通り行かれることが嫌」
なのかもしれません。
または、
「行くなら行くで、帰宅時間や連絡のルールを決めてほしい」
ということかもしれません。
自分の中で本音が整理できると、夫への伝え方も変わります。
怒りをぶつける前に、「私は何が一番不安なんだろう」と一度分けてみるだけで、話し合いはかなりしやすくなります。
妊娠中に夫婦で決めたい飲み会ルール
妊娠中の飲み会は、全部禁止にする必要はないかもしれません。
でも、今まで通りでいいわけでもありません。
妊娠中は、ママの体調や出産時期に合わせて、夫婦でルールを決めておくと安心です。
たとえば、
・飲み会に行く日は事前に相談する
・帰宅時間を決めておく
・連絡が取れる状態にしておく
・飲みすぎない
・体調が悪い日はキャンセルする
・妊娠後期からは回数を減らす
・臨月以降は基本的に飲み会を控える
・健診の日や不安が強い日は予定を入れない
・上の子がいる場合は寝かしつけや家のことを済ませてから行く
などです。
特に妊娠後期や臨月に入ると、「何かあった時にすぐ動けるか」が大切になります。
この時期に夫が飲み会へ行く場合は、
・どこで飲んでいるのか
・何時に帰るのか
・連絡は取れるのか
・お酒の量を調整できるのか
・急に帰る必要が出た時に対応できるのか
を確認しておくと安心です。
ここで大切なのは、ルールを「妻が夫を縛るため」に作るのではないということです。
妊娠中のルールは、家族が安心して過ごすためのものです。
夫婦のどちらかだけが我慢するのではなく、今の体調や家の状況に合わせて、暮らしを調整していくためのものだと思います。
NGな伝え方と届きやすい伝え方
妊娠中に夫の飲み会へイライラした時、感情のまま伝えると喧嘩になりやすいことがあります。
たとえば、
「なんで飲み会行くの?」
「父親の自覚ないよね」
「普通、妊娠中の妻を置いて行かないでしょ」
「私のこと全然考えてないよね」
こう言いたくなる気持ちは、とてもわかります。
でも、この言い方だと、夫は責められたと感じて防御に入ってしまうかもしれません。
本当に伝えたいことが「飲み会に行くな」ではなく、「不安だから一緒に考えてほしい」なら、言い方を少し変えた方が届きやすくなります。
たとえば、
「飲み会が全部嫌なわけじゃないけど、夜にひとりでいるのが不安」
「体調が悪い日は、予定を調整してもらえると安心する」
「臨月に入ったら、すぐ連絡が取れる状態にしてほしい」
「私は今まで通りに動けないから、あなたにも少し生活を変えてほしい」
「行く前に一言相談してくれるだけで、気持ちが全然違う」
という伝え方です。
ポイントは、夫の行動を責めるより、自分の状態を伝えることです。
「あなたが悪い」ではなく、
「私は今こう感じている」
「こうしてもらえると安心する」
という形にすると、夫も受け取りやすくなります。
妊娠中の伝え方で大切なのは、我慢しすぎないことと、責める形だけにしないことです。
IYOの体験|夫の飲み会に本気で腹が立っていた妊娠期
私自身、上の子たちの妊娠中は、夫の飲み会に相当イライラしていました。
ただ飲み会に行くことが嫌だった、というより、お酒に飲まれるタイプだったことが大きかったです。
帰りは遅く、連絡が取れなくなることもありました。
時には、夫の携帯から上司の方に「迎えに来てほしい」と連絡が入り、私が迎えに行くこともありました。
臨月にも関わらず、夜中2時を過ぎても連絡が取れず、私が探しに行ったこともあります。
今思い返しても、妊娠中の私にはかなりきつい状況でした。
でも当時の私は、それをきちんと伝える気力がありませんでした。
「自覚がない人に言っても仕方ない」
「生まれたら変わるかもしれない」
「私が我慢すればいい」
そんなふうに思って、課題を放置していました。
でも、生まれてからも夫は大きく変わりませんでした。
ようやく私が本気で考えを伝えたのは、出産後しばらく経ってからです。
喧嘩というより、離婚も辞さないくらいの気持ちで、自分がどれだけしんどかったかを伝えました。
それでも、すべてが一気に変わったわけではありません。
根本的な部分は変わらないと感じて、私はどこかで諦めていました。
その頃の私は、もう一人子どもがほしいとは全く思えませんでした。
「早く子育てを進めて、私も仕事を再開して、夫みたいに自由に飲み会に行ってやる」
正直、そんな気持ちもありました。
そして長女が小学校に上がるタイミングで、私はパートから正社員になり、今度は私が飲み会に行くようになりました。
帰宅しない日もありました。
夫は何も言いませんでした。
でもそれは、夫婦として健全だったというより、お互いに深く踏み込まない形でバランスを取っていただけだったのかもしれません。
13年ぶりの妊娠で、最初に伝えたこと
その後、40歳を前にして3人目を考え始めた時、私は夫に伝えました。
「私が飲めない間は、あなたも飲まないでほしい」
最初は夫も、「付き合いがある」と言っていました。
でも、何か思うところがあったのだと思います。
それからは、飲み会には参加しても、お酒は飲まずに車で行って帰ってくるようになりました。
昔は、私が送迎していました。
13年ぶりに子どもが生まれてからも、基本的には飲まないで飲み会に参加しています。
どうしてもという時だけ、事前に話して飲むことがあります。
この経験から思うのは、妊娠中の飲み会問題は、ただの飲み会の話ではないということです。
「今、妻がどんな状態なのか」
「家族として何を優先するのか」
「夫婦でどこまで同じ現実を見ているのか」
そこが見える出来事なのだと思います。
飲み会に行くか行かないか以上に、夫が自分の生活を少し変える気があるかどうか。
そこに、妻は安心したり、深く傷ついたりするのだと思います。
パパに知ってほしいこと
パパに知っておいてほしいのは、妻は飲み会を全部禁止したいわけではないかもしれない、ということです。
でも妊娠中の妻は、もう生活が変わっています。
お酒を控える。
食事に気をつける。
体調を見ながら予定を調整する。
赤ちゃんのことを考える。
出産や産後の不安を抱える。
そういう毎日の中で、夫だけが今まで通りに飲みに行き、帰宅時間も曖昧で、連絡も取りづらい状態だと、妻は孤独になります。
大切なのは、「飲み会に行っていいか悪いか」だけではありません。
行く前に相談する。
体調を確認する。
帰宅時間を伝える。
連絡が取れるようにしておく。
必要なら予定を変更する。
飲むか飲まないかも含めて、夫婦で考える。
こうした小さな行動が、妻の安心につながります。
妊娠中の妻が求めているのは、完璧な夫ではありません。
一緒に考えてくれること。
自分の予定だけでなく、家族の状態も見てくれること。
妊娠を自分ごととして捉えてくれること。
それだけで、気持ちはかなり変わります。
今日できること
夫の飲み会にイライラしてしまう時は、まず自分の本音を整理してみましょう。
今日できることは、
・飲み会の何が嫌なのかを書き出す
・不安なのか、寂しいのか、怒っているのかを分けてみる
・帰宅時間や連絡ルールについて話してみる
・妊娠後期や臨月の予定について夫婦で確認する
・「行かないで」ではなく「こうしてくれると安心」と伝えてみる
・飲むか飲まないかについても、夫婦で一度話してみる
ことです。
いきなり大きな話し合いをしなくても大丈夫です。
まずは、自分が何にイライラしているのかを言葉にすることから始めてみてください。
まとめ
妊娠中に夫の飲み会へイライラするのは、自然なことです。
飲み会そのものが嫌なのではなく、夫だけが今まで通りに見えることや、自分だけが妊娠と出産に向き合っているように感じることが、つらさにつながっているのかもしれません。
そして、飲み会問題はただの予定調整ではありません。
夫婦がこれからどう家族になっていくか。
家族の変化を、夫も自分ごととして受け取れるか。
妻だけが我慢する形になっていないか。
そこが見える場面でもあります。
大切なのは、我慢し続けることでも、怒りをぶつけることでもありません。
今の自分の体調や不安を言葉にすること。
夫婦でルールを決めること。
家族の状態を一緒に見ていくこと。
妊娠中の飲み会問題をきっかけに、夫婦で少しずつ同じ現実を見られるようになると、その先の出産や子育ての支え方も変わっていくのだと思います。
バースコンパスでは、妊娠・出産を経験したママたちが、それぞれの体験をもとに、現実に寄り添った情報を届けています。
「これでいいのかな?」と迷った時は、ひとりで抱え込まず、あなたの家族に合う形を一緒に見つけていきましょう。